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2025-2028年 第二次世界経済大恐慌(論) : 発生可能性の糸口、そして着地点 - 第2部

  • 作成言語: 韓国語
  • 基準国家: 大韓民国country-flag
  • 経済

作成: 2025-01-07

更新: 2025-01-09

作成: 2025-01-07 17:04

更新: 2025-01-09 03:37

2025-2028年 第二次世界経済大恐慌(論) : 発生可能性の糸口、そして着地点 - 第2部

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(前編に引き続き…)


そして、以前、同じYouTubeチャンネルの動画で、下記のチャートをご紹介したことがあります。

このチャートが意味することは、過去10年3ヶ月を基準とした長期・短期金利差が逆転していた期間が長かったこととほぼ比例して、その後に来た景気後退期の株価下落幅が大きかったという統計的な示唆です。

簡単に言えば、『長期・短期逆転期間が長ければ長いほど、米経済に刻まれた傷は深かった』ということです。そして、過去の大恐慌時の最大の逆転期間は、休日を含めて約700日でした。

2025-2028年 第二次世界経済大恐慌(論) : 発生可能性の糸口、そして着地点 - 第2部

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そして今回…連邦準備制度理事会(FRB)による急激な基準金利引き上げにより、22年末から始まった長期・短期金利差の逆転現象は、12月初旬から中旬にかけて、12月のFOMC(連邦公開市場委員会)が開かれる前頃から解消し始め、正常化に向かっています。

下記のチャートに示した、過去1929年大恐慌時の長期・短期金利差の逆転期間をあっさり超え、最長の逆転期間を新たに更新しました。

これが必ず過去と同じ結果をもたらすとは限りません。しかし、こうした様々な現象を見ながら、『蓋然性』(そのようなことが起こる可能性)について、心の中で一度確認してみましょうということです。

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10年-3ヶ月 長期短期金利差

そして次は、米ドル円の為替レートの日足チャートです。

ここ数日は急騰したこともあり、昨日は米国で関税緩和の可能性に関するニュースが流れ、前高値比でやや下落し、本日は約1454円を推移しています。

以前から、上から下がる黒い長期トレンドラインに注意すべきだと話していました。現在、12月の非常事態宣言などでウォン安が強まっており、このトレンドラインを上回っていますが、もし非常事態宣言がなければ、現在の米ドル円の為替レートは、青い線で示した流れの位置にないだろうかと思います。

そして、このトレンドラインを超える頃には、韓国株市場だけでなく米国株市場も『大きな変化の始まり』となる可能性についても考える必要があると話していました。

仮に現在の流れが下の青い線だったとすると、『12月の上値抵抗線を再び突破するかどうか、そしていつになるか』が非常に重要なポイントになります。もちろん、私は世界的なドル高の勢いに押されて、米ドル円の為替レートが以前の高値を再び超え、中長期的な上昇トレンドに入ると予想しています。

2025-2028年 第二次世界経済大恐慌(論) : 発生可能性の糸口、そして着地点 - 第2部

ウォン・ドル為替レート

そして、こうした流れと関連付けて見ると、年末頃、韓国のKOSPI、KOSDAQ指数に関して、年末ラリーが続いたとしても、下記のチャートに示した概ねこの地点以上では、あまり欲張らない方が良いという意見を書いていました。

株式市場関連のYouTube番組では、『もう出る悪材料はすべて織り込まれている。完全に底値だ』という意見が殺到していますが、私は、現在続いている反発は短期的な反発程度にとどまる可能性が高く、さらに上昇しても、私が示した指数帯域を大きく超えることは難しいと考えています。

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KOSPI指数

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KOSDAQ指数

そして、興味深いことを簡単に一つだけ付け加えますと、

ある仮説に基づいて過去のサイクルを計算したところ、現在の米国株市場の位置が、1929年大恐慌直前の高値だった1929年9月初旬と同じ時点になっているという点です。

プラスマイナス誤差の有無は別として、計算上だけ見ると、まさに『今週』が、約100年ぶりに1929年初頭の高値と同じ時点になるという興味深い計算になるのです。

2025-2028年 第二次世界経済大恐慌(論) : 発生可能性の糸口、そして着地点 - 第2部

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つまり、1933年から始まった技術的な超長期上昇サイクルは、単純な計算だけで考えると、今週終了するという私の推測(?)です。

しかし、まだ残っている個人的な悩みは、時間論的な観点から『本格的な下降は今すぐか、それとも夏頃か…』に移っています。

そのため、短期トレーダーでない限り、長期投資の観点から株式を保有している人は、『しばらく市場から撤退する』ことについても考えてみる必要があるということを最近よく話しています。

"AIのような強力な技術革新が進んでいるのに、こんな時期に株価がバブル崩壊するわけがない…"と考えている人は多いと思いますが、そのような考えを抱かせる材料がなければ、多くの人が警戒するため、株価の崩壊は起こらないだろうと思います。過去1920年代にも、ラジオなどの新技術を見て、当時の人々は現在のAIと同じように見ていたのではないでしょうか。

そして、国内的には、おそらく不動産関係者(?)が今年の『供給不足によるマンション価格上昇論』を熱心に推進しています。しかし、最近、建設会社関連で下記のようなニュースをよく見かけます。


建設業界の雰囲気がこのような状態なのに、このような状況で積極的に供給を増やすことができるでしょうか?このような流れの中で、新規供給が縮小するのは当然のことです。このような理由による供給不足がマンション価格を引き上げるとお考えですか?


そしてもちろん、ブログでは資産を守らなければならないという観点の話をしてきましたが、実際には私の頭の中で考えていることは(ネプコンも…)『大きな危機を避けつつ、適度に曲線を辿ることができるなら…?』にあります。株式やQID/SQQQを適度に比率調整しながら…のような…

とにかく、少なくともSOXLやTQQQのようなものは、もう手放すべき時だと思うのです。このようなものは、すぐに回復の機会もなく、溶けてしまう可能性もあると思うからです。



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