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作成: 2024-10-28
作成: 2024-10-28 18:55
本日、米国市場のミニ先物およびアジア市場が全体的に反発基調で推移しています。
米国市場のナスダックやS&Pミニ先物はもちろん、堅調な米国先物の流れの中で、韓国市場であるKOSPI、KOSDAQ指数もかなりの上昇を続けています。
前週金曜日に続落で終わった米国市場の後、本日月曜日の現在、3大指数ミニ先物が全て上昇を続けているのは、おそらく日本時間土曜日の午前頃に伝えられたニュースが事前に予想されていたものよりも弱く推移し、地政学的リスクが短期的に幾分か緩和される雰囲気が出ているからではないかと思われます。
週末のニュースにより、潜在していた懸念に対する反動として、本日午後現在、WTI原油価格は前週末後半比で-6%を超える下落を見せており、逆にアジア市場は安心感による反発の流れとなっています。
WTI
アジア市場の反発ムードの中、韓国市場では特徴的な点が1つ見られます。それは、これまでうんざりするほど下落を続け、人々が期待感を捨てかけていた銘柄が、他の銘柄よりも相対的に強い反発を見せて、反転のような動きを見せている部分です。
前週発表された決算でも好評を得ていたSKハイニックスが本日は意外な下落を見せており、一方、下落を続けていたサムスン電子は4%以上の急反発を見せており、昨年中盤以降、ずっと大きく下落していたものの、連続して強い反発が出ていなかったエコプロ兄弟が強い反発の流れを見せています。
本日のこの4銘柄の株価動向を見ると、KOSPI、KOSDAQなどの株価指数よりもパフォーマンスが下回っていたサムスン電子、エコプロビエム、エコプロなどが、指数比で上回る状況に変わってきたのではないかと感じました。もちろん、これは絶対的な株価上昇率の観点ではなく、「指数比の相対的な」観点からの話です。
下記はKOSDAQ指数の週足チャートです。私は依然としてKOSDAQ指数が、おそらくそれほど遠くない将来に500ポイント程度を下回る方向に進むだろうと考えています。KOSDAQがそこまで進むとすれば、KOSPIが相対的にどれだけ強いとしても、2150を超えて一時的に2000を下回る可能性が高いでしょう。
そう考える理由は簡単に言えば、まず下落した日本や韓国市場が底を打ったかと思われた頃に、間もなく米国で「帝国(米国市場)の逆襲(?)」が始まり、アジア市場を再びさらに圧迫する流れが現れると見ているからです。
KOSDAQ総合指数週足
再び、下記のチャートはサムスン電子の日足です。サムスン電子が5.3~4.9万ウォン台になれば、この程度であれば中期的な底をとりあえずつけなければならないという考えは、しばしば話してきました。
韓国の総合指数は、まだ宙ぶらりんの状態に見えますが、サムスン電子は日足で見ても、過去のトレンドがそのまま続けば、既にかなり近づいた流れです。本日の大きな反発を見て、「これからサムスン電子は指数よりも相対的に強くなる時期になったのか」と思うのです。
もちろん、サムスン電子が底を打ったという考えではなく、これまでKOSPIや他の銘柄に比べてサムスン電子だけがずっと下落してきたのに、これからKOSPIが大きく下落しても、サムスン電子は緩やかな下落程度で相対的にまあまあ健闘する相場になるのではないかという観点です。
サムスン電子株価日足
長らく下落してきたエコプロの週足の流れも、サムスン電子の日足の流れと似たような観点です。
強い支持力が得られるような株価が近づいてきているように見えますが、この銘柄が属するKOSDAQ指数はまだかなり下に空間がある状況です。
エコプロが、支持線が集まっている区間を完全に崩壊させるような展開にならないとすれば、これからエコプロも指数に比べてまあまあ健闘する流れになり、後で指数も底を打って再び上昇する時期になれば、その時こそかなり長期にわたる反発を狙える区間になるのではないかと思います。
エコプロ株価週足
最後に、下記はエコプロビエムの週足チャートです。エコプロビエムも兄弟なので、おそらくエコプロと似たような流れになるでしょう。
週足で見ると、エコプロビエムの次の主要な支持線は14万ウォン前後と9万ウォン前後です。KOSDAQの下落幅が大きくても、同じ期間に健闘すれば、近い14万ウォン前後の支持線付近で支持力を維持できるかもしれません。
とにかく…韓国市場も総合指数で見るとまだあまり良くない。しかし、サムスン電子やエコプロのように、最近まで最も弱いと見られていた銘柄にも、他の銘柄との相対的な株価動向の比較という観点から、徐々に反転の兆候が見られる感じがする…という考えを書いてみました。
エコプロビエム株価週足
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