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バークシャー・ハサウェイの現金比率の急増に対する世間の関心の高まり|ft. ウォーレン・バフェット

  • 作成言語: 韓国語
  • 基準国家: すべての国家country-flag
  • 経済

作成: 2024-11-04

更新: 2024-11-04

作成: 2024-11-04 00:33

更新: 2024-11-04 17:38

バークシャー・ハサウェイの現金比率の急増に対する世間の関心の高まり|ft. ウォーレン・バフェット


週末は特に新しいニュースは見られませんでしたが、週末の米経済誌が伝えたウォーレン・バフェットの動向については、あちこちで話題になっていました。

バフェット率いるバークシャー・ハサウェイの24年3四半期末時点の現金・現金同等物保有額が3,252億ドル(日本円で約449兆円)に達し、過去最高を再び更新したというニュースでした。さらにバークシャー・ハサウェイは自社株買いも停止したとのことですが、これは2018年以来初めてのことだそうです。

しかし、バークシャー・ハサウェイの現金保有額が最高記録を更新したとか、自社株買いをなぜか停止したというよりも、注目すべきは現金資産の"増加速度"ではないでしょうか。

絶対額が増加したことは、保険会社としてのバークシャーの成長や資産運用による投資成果などを考慮すると、総資産の増加に伴って現金資産も増加するのは自然なことです。

ところが、およそ2022年頃から現金・現金同等物(Cash and cash equivalents)の増加"速度"がかなり大きくなり、特に昨年23年末からはさらに加速していることが、見ている人々に何かしら不穏な気持ち(?)を与えているのが問題でしょうか。

バークシャー・ハサウェイの現金比率の急増に対する世間の関心の高まり|ft. ウォーレン・バフェット


先日バフェットが言及した税金の問題などによって、単に現金を事前に増やしているだけなので特異なことはないという意見を述べる人もいれば、一部の人々は米国市場が高騰しているため、今後の見通しが良くないと判断し、バフェットが事前に売却を続けているという話もあります。

ウォール街の有名な投資家たちも、下記のニュースのように後者の見方に傾いている人も少なくありません。


私の考えは、以前から私の投稿を何度もご覧になっている方なら大体予想できると思いますが… 

下記の複数の投稿で繰り返し述べてきたように、2022年から既に将来やってくるであろう大恐慌の長いゲームが始まったと考えているため、22年以降現在まで続いているウォーレン・バフェット率いるバークシャーの行動(中長期的な現金資産比率の増加)は、当然のことだと考えています。

そして、最近まで米国の株式市場についても長期高値論を述べ、漠然とした米国市場の長期上昇への信頼を過度に抱くと危険に陥る可能性のある時期が迫っていると繰り返し述べてきました。


そして、大恐慌で一般的に見られる現象(資産市場の長期的な暴落)が本格化する本ゲームが始まるまでには、まだ相当の猶予期間がある予備段階の市場が続く可能性もあるという話です。

上記のリンクの記事で、その猶予期間が生じることについて、おおよそ下記のような図で説明しました(図解)。

もしバフェットも同様の可能性を考慮しているなら…、当然のことながら、下記の図で私が猶予期間の意味で引いた黒色の蛍光ペンの区間の間、"継続的に分割売却を続け、本ゲームが始まる前に莫大な現金比率を積み上げる"ことは、全く異常なことではありません。

もちろん、それは莫大な資産を持つバークシャー・ハサウェイという巨大企業であるため、株式を減らす期間を長期に分割しているだけであり、一晩や二日ですべてのポジションを解消できる一般個人の立場では、当然対応も異なるべきことは言うまでもありません。


私は、おそらく2026年前後になった時、多くの個人投資家がバークシャーについてこのように話しているのではないでしょうか。「もう心配する必要はなくなった、あるいは大きな問題もなさそうなのに、なぜバークシャーはこんなに現金だけを積み上げ続けているのだろう?」

バークシャー・ハサウェイの現金比率の急増に対する世間の関心の高まり|ft. ウォーレン・バフェット


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